増税 tax increase 2003 12 17
来年も、不景気で決まりらしい。
2004年度の税制改正大綱の案を見れば、
細々とした増税が多いが、
小さな増税も積み重ねてみれば、大きな増税となっている。
これでは、来年も、個人消費は冷え込み、不景気は確実なものとなる。
そして、来年の今頃も、税収確保のために、
きっと、増税案を考えているだろう。
不景気が、いつまで続くか。
それは、小泉政権が終わるまで、不景気は続く。
だから、あと3年は、続く。
そもそも、消費税は上げないという理由は、何か。
それは、表面的には、庶民に不人気であるという理由もあるが、
別の理由もある。
つまり、サラリーマンの所得は、源泉徴収という独特な制度により、
100%、把握できている。
サラリーマン以外の事業者の所得は、あまり把握できていない。
このような状況で、消費税を上げれば、
サラリーマン以外の事業者に対して、サラリーマンよりも、実質的に増税となる。
自民党の支持者は、サラリーマン以外の事業者であるから、
これでは、支持者に不評な政策である。
そういう訳で、サラリーマンを狙い打ちにした増税案を考えることになる。
それにしても、毎度、毎度のシナリオ。
選挙が終わると出てくる増税案。
わかっちゃいるけれど、つい、習慣で、いつもの候補者に票を入れてしまう有権者。